心を落ち着かせ、書と向きあい”無”になる時間をつくる
子供や初心者の「習字」の段階では
お手本を見て、そっくりに
真似ることが勉強です。
この行為は簡単なようでとても難しく
たやすく成せることはありません。
何度も何度もチャレンジし
うまく書けなかったら、次はここを
こうしてうまく書けるように書く。
ひたすらその繰り返しです
それには集中力が必要であり
お手本との違いに気づく
「目」「心」が必要です。
年齢が小さいうちは
その「目」と「心」で見ることは
中々難しいかもしれません。
でも、それは集中して続けることによって
養われていくのだと思います。
自分自身と向き合う時間を
作りにくい喧噪社会である昨今、
子供のうちから何かと忙しくもあり
一人だけで物思いにふけったり、
一人で散歩しながら、空を見ながら
自分だけの時間を過ごしたり、
という機会が
少なくなっているように感じます。
ですが、「感性」というのは
自分自身と向き合っている時間に
養われるものです。
頭を空っぽにして
「無」になれるのが
習字の良いところ
「習字」(書道)は
自分と書だけの時間です。
「無」になれるまで集中して
「真似る」ことをする
その行為は言い換えると
「何も考えなくていい時間」
ともいえます。
そうなるまで ぜひ書に
取り組んでいただきたいです。
結果、「習字」を習うと
「感性」も養われる!
それを繰り返すことで
自分の心を強くし、
細かいことにも気付く心
チャレンジを繰り返す忍耐強さも
養われていくのではないかと思います。
「習字」は、その「感性」を養う
貴重な時間を作ってくれるでしょう。
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